usugeさんのブログ

プライベート垂れ流し案件

<徒然>救急車なう。って書こうと思ったけど止めた話。

タイトルと内容を一部変更してお届けします(笑

前日、ご褒美日でリフレッシュして、スッキリ起きて会社に行く。
そんなつもりでアラームを止めてみた瞬間、右足からとてつもない激痛が走った。

十数年前に起こした、ヘルニアの発作級の『寝れない立てない座れない』状態。
どう転んでも、痛みというか、差し込むような電撃が、右足の付け根を中心に続き、気分が悪くなってきた。

止む無く、救急相談センターへ電話。
症状を伝えると『もう救急車乗るしかないわね』と、電話口の看護師から伝えられる。
程なくして、119に転送。
出動してくる場所から、5分もすれば到着するだろうな、という予想の元、出来うる準備をして。

準備が済んだと同時くらいに、家のチャイムがなり、救急隊の到着。
ストレッチャーの待つ玄関先まで、たったの10mを慎重に歩く。
いつも散歩に行く時に、自分なりの軽やかさで歩く商店街を、通勤の波に逆らって搬送されていく。
好奇の目とか気にならない。空しか見てなかったから(笑

救急車に乗ったのも、そのヘルニア発作以来。
久しぶりだなぁ、なんて、感慨深いこと思い出す場所じゃないけどね。
経験しなくてもいい経験のうちのひとつだと思うし。
でも、そんな思いとかどうでもいいから、早く良くなりたいと願ってた。
救急車の中でも振動が来る度に、電撃がやってくる。
これは、実は新手の拷問なのではないか?と思う。ほんとに思う。

直線距離だと大したことがないけど、住宅街を走っちゃいけないルールでもあるんだろうか?
ぐるっと回っていったおかげで、健康なときに歩く時と同じくらいで病院についた。
運んでいってもらってる分際で生意気なことを言ってることはわかってるけど(笑

着いて直ぐ、レントゲン。
向きを変えようと力を入れる度、姿勢を維持しようとする度、ビキビキっと激痛がやってくる。
『はい、がんばって!』って、何をどう頑張ればいいのかわからないけど、頑張った。
脂汗の量が、それを物語っていたと思う。
自分で自分を褒めてやりたいが、この状況を作ったのも自分自身なので、褒めてやらないことにした。

あ、ちなみに移動は、救急外来のストレッチャー。
私が寝たら横幅いっぱいくらいのベッドの上で、痛さを紛らわせる角度を求めて寝返りを打ち続けた。
狭いから直ぐ見つかるかと思ったけど、鳥取砂丘で任意の一粒の砂を見つけるより困難だった。

念のためCTも取りましょう(鼠径ヘルニアとか筋断裂を念のため確認)ってことで、30秒くらい息を止めててと言われたけど、ちょっと疲れたところで30秒すら息を止めるのがハードという体力の無さを痛感する事態が発生。
幸い、終わった後で噎せただけで済んだので、不幸中の幸いと言えよう。

治療は、鎮痛剤の座薬投与と筋肉注射。
注射は何発打たれるか数えてたけど、12,3くらいで見失ってしまった。
『次はどこですか?』と聞かれる度に、美容院で頭を洗ってもらってる時の『痒いところはないですか?』を思い出した。
でも、注射器を持ってる先生を見ると、そんな気持ちよさとは無縁な場所だ、と現実に戻されるわけで。
そして、新品のチャンピオンベルトではなく、コルセットを巻いて、この日はオシマイ。

帰る途中に土砂降りの雨に濡れながら、それでも走ることはもちろん、早歩きも出来ない私を見て周りで傘を差す人から怪訝そうな顔をされた。
神経系って、見た目が普通だから、そういう意味ではパッと見で、何かフォローされたり、遅いことを納得されることなんてない。
翻って、普段健康モードの時に、そういった気遣いを出来る人で自分があるのか?という問いには『NO』と断言できるカッコ悪い私なので、ここも自業自得である。

この日は何も喉を通らなかった。
というより、食事の姿勢を取ることが出来なかった。
今冷静に思えば、ゼリー飲料的なモノをチューっとすればカロリーは取れたはずだけど、誤って0カロリーの買うくらいのアクシデントは有ったかもしれない(笑
行儀は悪いが、おにぎりを寝っ転がりながら食べれば良かったな、とも考えたけど、万が一咽たら、米粒に溺れることは想像に易い。
そんなこんながありながら、この後も鎮痛剤の効き目のピークでウトウトし、効き始めまでとピークアウト後は覚醒する、というのを繰り返しながら夜を明かした。

結局、長々書いたけど、何が言いたいかというと、自業自得である身体のツケ払いの取り立ては結構厳しく、それを完済するためには時間も労力も、もちろんお金もかかるよ!ってこと。
健康はお金では買えませんが、健康を維持するためにお金はかけられます。
また、不健康になってから使うお金と健康を維持するためにかかるお金が一緒なら、時間と労力を考えると、維持の方が得です。
なんでも失ってから大切さに気付きます。
健康は全ての源と言っても過言ではありませんからね。
これから、どうやって健康になっていくか?も、私のライフワークのひとつです。